ゆーへー(@u_hey3185)です。
ボクは今、山形県で『第一種狩猟免許』と『銃砲所持許可』の資格試験を受けている真っ最中です。
第一種狩猟免許は合格しましたが、銃砲所持許可は不合格となりました。
なので、令和3年度の猟期に自分の鉄砲を持って、山へ入ることはできません。
完全にボクの勉強不足です。
ですが、それと同時に学んだこともあります。
本記事では、『狩猟免許 & 銃砲所持許可の試験を受ける前に知っておくべき3つの大事なこと』について書いてます。
もしもアナタが、『狩猟免許』と『銃砲所持許可』の試験をまだ受けたことがないのであれば、参考になるはずです。
※なお、本記事は山形県の試験日程を例題に書いていますが、各都道府県によって、試験日・試験頻度・申込み開始日がちがいますのでご了承ください。
試験を受ける前に知っておくべき3つの大事なこと。
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2つのややこしいこと【大前提】
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1. 管轄のちがい
第一種狩猟免許 と 銃刀法の銃砲所持許可はそれぞれ管轄がちがうんです。
よって、申し込み先もちがえば日程を確認するホームページもちがいます。
結論から言うと、
- 第一種狩猟免許 ▶︎ 都道府県
- 銃砲所持許可 ▶︎ 警察
になります。
これだけ聞けば、そりゃそうでしょ!ってなるかもしれません。
でも実際に日程確認したり、申し込むとなると、どっちがどっちだっけ!?っとワケわかんなくなるんですよね。
なので、2つの免許は管轄がちがうということを必ずアタマに入れておきましょう。
『講習会という名の講習会』と『講習会という名の試験』
これもややこしいんです。
2つの免許を得るには一般的に、以下の3つの試験及び講習会を受けることになるかと思います。
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c. は書いてある通り資格試験になりますが、ややこしいのはa. と b.です。
内容 | 形態 | |
a.第一種狩猟免許の初心者講習会 | ・座学 ・模擬銃の実技練習 | ・講習会のみ(試験なし) |
b.銃砲所持許可の初心者講習会 | ・座学 ・考査 | ・講習会+筆記試験 |
c.第一種狩猟免許の資格試験 | ・筆記試験 ・実技試験 | ・筆記試験 ・実技試験 |
a. の第一種狩猟免許の初心者講習会は、
朝9時〜夕方17時ぐらいまで座学や実際に模擬銃を触ったりする、いわゆる資格試験に向けた講習会という感じです。
b. の銃砲所持許可の初心者講習会は、
朝9時〜午後15時までは座学ですが、15時からは考査という試験を行います。
この考査に合格しないと、次のステップには進めません。
つまり、b. の銃砲所持許可の初心者講習会は講習会という名の試験ということになります。
ボクはこれがわかってなかったので、『銃砲の筆記試験はいつあるんだろう?』とか『初心者講習を受けたら実技講習に進めるのかな?』とか思ってました。w
ということで、銃砲所持許可の初心者講習会は資格試験もセットになっている講習会になるので、必ず勉強してから受講するようにしましょう。
各試験 & 講習会の日程把握【超重要】
これを見ているのが3月より前なら、アナタはラッキーです。
理由は2つ。
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ボクは今季(令和3年度)最大で3回も銃砲所持許可の講習を受けるチャンスがありました。
が、実際は1回しか受講することができませんでした。
それはなぜか。
講習日程を知ったのが、6月頃だったからです。遅かったんです。
もっとはやく講習日程を把握していれば、チャンスを増やせました。
そして、銃砲所持許可に不合格となり、今年度(令和3年度)に鉄砲を持つことは不可能となりました。
もちろんしっかり勉強して、一発で合格すればなんの問題もありません。
ですが、試験は誰しもが落ちる可能性があると思うので知っておいて損はないはずです。
1.受験チャンスが増える
各試験や講習会の日程がスタートするのは4月からです。
なので、申込みスタートするのが1ヶ月前からだとしても3月にこのことを知っていれば、受験チャンスを増やすことができます。
では、さっそく具体例を見てみましょう。
これは実際にボクが受けた、令和3年度の銃砲所持許可(鉄砲を持つ資格)の初心者講習会の日程です。
銃砲所持許可の初心者講習会とは、『講習会という名の講習会』と『講習会という名の試験』で解説した通り、鉄砲を持つ資格試験のことです。
この講習日程であれば、最大で3回の受講チャンスがありました。
- 4月(置賜総合支庁講堂)
- 7月(鶴岡警察署)
- 9月(山形県警察本部)
の3つです。
※この講習会の申込みは講習開催日のちょうど1ヶ月前からスタートで、定員に達した時点で受付終了です。 試験の合否は当日、その場ですぐにわかります。 |
まとめるとこんな感じ。
開催月日 | 開催場所 | 申込み開始日 | |
① | 令和3年4月15日(木) | 置賜総合支庁講堂 | 令和3年3月15日(木) |
② | 令和3年7月23日(金) | 鶴岡警察署 | 令和3年6月23日(金) |
③ | 令和3年8月9日(月) | 新庄警察署 | 令和3年7月9日(月) |
④ | 令和3年9月5日(日) | 山形県警察本部 | 令和3年8月5日(日) |
この表を見て、勘がイイ方は気付いてるかもしれません。
まず、①の4月15日の講習を受けて、不合格になったとします。
その場合、②の7月23日の講習の申込みスタート日は6月23日となるので、4月15日に不合格となったとしても②の講習を申し込むことができるということです。
ただ、②の7月23日の講習を受けて不合格となった場合、③の申込日スタート日は7月9日となるので、おそらく定員オーバーで③の講習は受けられないことでしょう。
ですが、④の9月5日の講習の申込みスタート日は8月5日になるので、④の講習には申し込むことができます。
これが講習日程を把握することで、受験チャンスが増えるという根拠です。
講習日程をはやく把握することで、こんなにもチャンンスが広がります。
チャンスは多いに越したことはない。
講習日程は必ず確認しましょう。
今季の猟期までに猟銃を所持できる確率が上がる
ごく一般的な狩猟期間は、11月15〜2月15日。(有害鳥獣駆除、北海道などの特例は割愛。)
もし銃砲所持許可 & 狩猟免許を得られたら、狩猟期間のスタート(11月15日)から自分の鉄砲を持って山に入りたいと思いません?
狩猟免許は試験に合格すれば、免許がもらえます。
ただ、銃砲所持許可は初心者講習会の考査に合格すればもらえる資格というわけではありません。
考査の合格のあとに『警察による身辺調査』や『射撃教習&試験』などが行われます。
なので、実際に銃砲所持許可が出るまで、約3ヶ月〜6ヶ月かかると言われています。
ひとつ上の項で解説(1, 受験チャンスが増える)した、具体例の日程で考えてみます。
開催月日 | 開催場所 | 申込みスタート日 | |
❶ | 令和3年4月15日(木) | 置賜総合支庁講堂 | 令和3年3月15日(木) |
❷ | 令和3年7月23日(金) | 鶴岡警察署 | 令和3年6月23日(金) |
❸ | 令和3年8月9日(月) | 新庄警察署 | 令和3年7月9日(月) |
❹ | 令和3年9月5日(日) | 山形県警察本部 | 令和3年8月5日(日) |
仮に、銃砲所持許可が出るまで、6ヶ月かかったとします。
❶の日程の場合、4月15日の6ヶ月後なので、10月15日。
一般的な狩猟期間である、11月15〜2月15日には間に合いますね。
では、❷、❸、❹の日程だとどうでしょう。
それぞれの日程に6ヶ月足すと、
❷ 7月23日+6ヶ月=1月23日(猟期終盤)
❸ 8月9日+6ヶ月=2月9日(猟期ほぼ終わり)
❹ 9月5日+6ヶ月=3月5日(猟期終了後)
繰り返しますが、一般的な狩猟期間は11月15〜2月15日。
この日程だと鉄砲を所持する頃には、猟期の終盤もしくは猟期の終了後になってしまいます。
こんなのイヤじゃないですか!?
できることなら、猟期のはじめから自分の鉄砲を持って山に入りたいですよね?
だから、日程の把握が重要なんです。
日程を把握して、はやい段階から試験を受けていれば、その年の猟期までに自分の鉄砲を持って山に入れる確率がグンッと上がります。
是非、はやい段階から試験に合格して、自分の鉄砲を持って山に入りましょう!
各試験 & 講習会は申込み開始と同時に申し込もう【超重要】
申込み時にも注意が必要です。
なぜなら、『定員オーバー』で締め切られてしまうことあるからです。
実際、ボクも定員オーバーにより、1回受験チャンスを逃しました。
どれぐらいのスピード感で定員オーバーになったかというと、
申込み開始してから、わずか30分です。
実際に銃砲所持関係の担当をされてる警察官の方に聞いたので間違いないです。
開催月日 | 開催場所 | 申込みスタート日 | |
① | 令和3年4月15日(木) | 置賜総合支庁講堂 | 令和3年3月15日(木) |
② | 令和3年7月23日(金) | 鶴岡警察署 | 令和3年6月23日(金) |
③ | 令和3年8月9日(月) | 新庄警察署 | 令和3年7月9日(月) |
④ | 令和3年9月5日(日) | 山形県警察本部 | 令和3年8月5日(日) |
1番最初にボクは、②の7月23日の試験を受けようとしてました。
なので、『6月23日 午前8:30』から申込み受付が開始されます。
っで、定員オーバーで申込みを締め切られたのが、『6月23日 午前9:00』ということです。
担当された警察官の方に、次の申込みのときには『必ず当日の8:30に来て。』と言われました。
このスピード感で定員オーバーになるのには理由が2つあります。
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1. は単純にコロナウィルス感染防止対策のための、募集人数の制限です。
2. は前の試験で不合格になった、いわば試験経験者がリベンジしているということです。
①の試験で落ちれば②の試験を申し込んで、②も落ちれば今度は④の試験に申込むってな感じです。
さらに言うと、試験経験者ということは申込みがすぐにいっぱいになることもわかっています。
だから、申込日当日の朝イチに申し込んで確実に受けられるようにするワケです。
(もちろん試験経験者をズルいなんて言うつもりはないですけどねw)
今回は砲所持許可の初心者講習会の申込みを例に出しましたが、狩猟免許の初心者講習会も資格試験も同じです。
募集制限のある試験は、必ず当日の朝イチに申込むことをオススメします。
まとめ
狩猟免許 & 銃砲所持許可の試験を受ける前に知っておきたいこと。
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